- 壁紙が汚れてしまった
- 壁紙がうっすら汚くなってきた気がする
このようなとき、壁紙の汚れを落とす方法を知りたいですよね。
当コラムでは、手垢やカビ、落書き、タバコのヤニ、お茶、油、ペットの尿など、汚れの原因別の落とし方を解説します。
掃除するときの注意点や、壁紙掃除におすすめの洗剤なども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
壁紙汚れの原因・種類別の掃除方法
壁紙に付着する汚れの種類としては、次のようなものがあります。
- 手垢
- ほこり
- カビ
- 落書きの汚れ(クレヨンやペン、絵の具など)
- タバコのヤニ
- お茶やコーヒー
- ペットの尿
- 油
- 血液
上記の汚れの種類別の掃除方法を紹介しましょう。
なお、紹介する掃除方法は、壁紙がビニールクロス(住宅で最も一般的で、「ポリ塩化ビニル」というプラスチックの一種が原料の壁紙)の場合の掃除方法です。
ビニールクロスの壁紙
手垢
手垢汚れには、重曹水を使った掃除がおすすめです。
掃除に用意するものは以下です。
- 重曹水(40度程度のお湯500mlに対し、小さじ1杯~大さじ1杯程度の量の重曹を混ぜたもの)
- 重曹水を含ませるための布
- 水拭き用の布
- 乾拭き用の布
掃除の手順は以下です。
- 1. 重曹水を布に十分に含ませ、絞る
- 2. 重曹水を含ませた布で汚れた箇所を拭く
- 3. 濡らして固く絞った水拭き用の布で重曹水を拭きとる
- 4. 乾拭き用の布で壁紙の水気を取り除く
ほこり
日頃のほこりは、以下の道具で掃除できます。
- ハンディモップ
- 水拭き用の布
- 乾拭き用の布
掃除の手順は以下です。
- 1. ハンディモップで壁紙をなで、ほこりを取り除く
- 2. 濡らして絞った水拭き用の布で、壁紙を拭く
- 3. 乾拭き用の布で、壁紙の水気を取り除く
カビ
壁紙のカビの掃除に必要な道具は以下です。
- ゴム手袋
- 歯ブラシ
- 漂白剤
- ぞうきんやマイクロファイバークロスなど、汚れてもいい布2枚
カビ掃除の手順は以下です。
- 1. ゴム手袋をはめ、歯ブラシの毛先に漂白剤を付ける
- 2. 歯ブラシでカビを優しくこすり落とす
- 3. 濡らして絞った布で、漂白剤が壁に残らないようしっかり拭きとる
- 4. 乾いた布で水気をしっかり取り除く
ただし、色のついた壁紙には漂白剤を使わない方が良いでしょう。漂白剤で色落ちする恐れがあります。
色付きの壁紙の場合は、アルコールスプレーをタオルに吹きかけて、上から抑えるように汚れを拭き取りましょう。漂白作用はありませんが、カビを殺菌することはできます。
落書きの汚れ(クレヨンやペン、絵の具など)
以下の2種類の落書き汚れの落とし方を紹介します。
- クレヨン、色鉛筆、油性ペン、ボールペンの汚れ
- 水性絵の具、水性ペンの汚れ
クレヨン、色鉛筆、油性ペン、ボールペンの汚れ
クレヨン、色鉛筆、油性ペン、ボールペンの汚れの掃除に必要な道具は以下です。
- 除光液またはエタノール
- 除光液またはエタノールを含ませるための布
- 水拭き用の布
- 乾拭き用の布
掃除の手順は以下です。
- 1. 除光液、またはエタノールを布に含ませ、固く絞る
- 2. 除光液またはエタノールを含ませた布で、こすらず叩くように壁紙を拭く
- 3. 濡らして固く絞った水拭き用の布で壁紙を水拭きする
- 4. 乾拭き用の布で壁紙の水気を取り除く
ただし、壁紙によっては除光液・エタノールで変色する恐れがあるため、はじめに壁の目立たない場所で試してから掃除しましょう。
水性絵の具、水性ペンの汚れ
水性の絵の具・ペンの汚れは、ぞうきんやマイクロファイバークロスなどの水拭きで落とすことができます。
タバコのヤニ
壁紙のヤニ汚れを落とす方法は、中性洗剤を使う方法やアルカリ電解水を使う方法など、さまざまです。
壁紙のヤニ汚れについて、くわしくは下記コラムをご参照ください。
壁紙のヤニ落としの方法と洗剤を紹介!ヤニが取れないときの対処法も
ここでは、アルカリ電解水を使った方法を解説します。
アルカリ電解水とは、水を電気分解によってアルカリ性にした洗浄水です。スーパーやドラッグストアなどで購入できます。
用意するものは以下です。
- アルカリ電解水
- アルカリ電解水を含ませるための布
- 水拭き用の布
- 乾拭き用の布
掃除の手順は以下です。
- 1. アルカリ電解水を含ませた布で汚れた箇所を拭く
- 2. 濡らして固く絞った水拭き用の布で拭く
- 3. 乾拭き用の布で水気を取り除く
お茶やコーヒー
お茶やコーヒーがこぼれた汚れは、こぼれた後すぐに拭きとることが大切です。
時間が経つほど落ちにくくなります。
お茶やコーヒーが壁紙にこぼれたことに気づいたら、まずはティッシュや乾いた布などを上から押しあてるようにして、水気を取りましょう。
このとき、汚れが広がらないよう、汚れの外側から内側へ向かって押しあてるのがポイントです。
掃除に必要なものと掃除の手順は、2パターンあります。ミルクなどの油分を含まないお茶やコーヒーの場合と、ミルクなどの油分を含むお茶やコーヒーの場合です。
ミルクなどの油分を含まないお茶やコーヒーの場合
以下の2つを用意します。
- 水拭き用の布
- 乾拭き用の布
掃除の手順は以下です。
- 1. 濡らして固く絞った水拭き用の布で、汚れをトントンと優しく拭く
- 2. 乾拭き用の布で汚れをトントンと優しく拭き、水気を取る
- 3. 上記の1と2を、汚れが落ちるまで繰り返す
ミルクなどの油分を含むお茶やコーヒーの場合
油分を含む飲み物をこぼした場合は、掃除に以下のものを用意しましょう。
- 除光液
- コットン
- 水拭き用の布
- 乾拭き用の布
掃除の手順は以下です。
- 1. コットンに少量の除光液を含ませ、汚れを優しく叩くように拭く
- 2. 濡らして固く絞った水拭き用の布で除光液を拭きとる
- 3. 乾拭き用の布で水気を拭きとる
ペットの尿
ペットの尿の汚れには、クエン酸水を使った掃除方法がおすすめです。
- クエン酸水(40度程度のお湯400mlにクエン酸小さじ1杯を混ぜたもの)
- クエン酸水を含ませるための布
- 水拭き用の布
- 乾拭き用の布
掃除の手順は以下です。
- 1. クエン酸水を含ませた布で汚れた箇所を拭く
- 2. 濡らしてよく絞った水拭き用の布で、壁紙を拭く
- 3. 乾拭き用の布で、壁紙の水気を取り除く
油
キッチンなどの壁紙は、油汚れが付着しやすいですよね。
油汚れの落とし方のひとつとして、中性洗剤を使った方法があります。
必要な道具は以下です。
- 中性洗剤
- 中性洗剤を含ませるための布
- 水拭き用の布
- 乾拭き用の布
掃除の手順は以下です。
- 1. 中性洗剤を含ませた布で汚れた箇所を拭く
- 2. 濡らしてよく絞った水拭き用の布で拭く
- 3. 乾拭き用の布で、壁紙の水気を取り除く
血液
血液は、付着したらすぐに掃除することがポイントです。
血液は、時間が経って固まると色素沈着して落ちづらくなります。固まる前であれば、水拭きできれいに落ちます。
注意したいのは、血液はタンパク質を含むため、お湯を使うと固まる性質がある点です。拭き取る際は、水で濡らした布を使用しましょう。
血液による汚れが固まった場合は、以下の道具を使って掃除してみましょう。
- ゴム手袋
- 酸素系漂白剤
- コットン
- 水拭き用の布
- 乾拭き用の布
掃除の手順は以下です。
- 1. ゴム手袋をはめ、酸素系漂白剤を溶かした水をコットンに含ませる
- 2. コットンで汚れをトントンと叩くようにして落とす
- 3. 水拭きして酸素系漂白剤を落とす
- 4. 乾拭きして水気を取りのぞく
壁紙の種類別の掃除の注意点
住宅で最も一般的なビニールクロスの壁紙であれば、次の3点に注意すれば洗剤を使ったり水拭きしたりしても大丈夫です。
- 変色しないよう、掃除後には洗剤を入念に拭きとること
- 壁紙のはがれの原因になる恐れがあるので、壁紙のつなぎ目に水分が入らないようにすること
- 破れたり傷ついたりする恐れがあるため、強い力でこすらないこと
壁紙がビニールクロス以外のものである場合は、ビニールクロスの壁紙の掃除よりも注意が必要になります。
ビニールクロス以外では、次のような種類の壁紙があります。
- 紙壁紙
- 珪藻土(けいそうど)壁紙
- 織物壁紙
種類ごとに、掃除の注意点を見ていってみましょう。
紙壁紙
※引用:サンゲツ
紙壁紙は、紙を主材料とした、通気性に優れる壁紙です。色や柄が豊富な欧米からの輸入品や、独特の風合いがある日本国内の和紙を使った壁紙が人気です。
基本的に傷や擦れに弱い素材なので、掃除だけではなく普段から扱いに気をつけましょう。
掃除の注意点は以下です。
- 水が染み込む性質のため、掃除の際は水拭きNG
- 普段から汚さないように注意することが大切
- 汚れた場合は、シミになる前に「乾いた布で軽く叩くようにふき取る」など、すぐに掃除する
基本的な掃除方法は、ハンディモップなどで表面をなで、ほこりを取り除くかたちになります。
手垢汚れは、消しゴムでゆっくりそっと擦ると落ちることが多いです。
珪藻土壁紙
珪藻土壁紙は、自然素材である珪藻土を使った壁紙です。
珪藻土は、二酸化ケイ素を主成分とする珪藻(藻類の一種)の殻が海底や湖底に堆積して化石化したものです。直径2~50ナノメートルの細孔を無数に持つことにより、調湿作用を持ちます。
ほこりや水分を吸着しやすいのが特徴です。
掃除の注意点は以下です。
- 水気を吸い取る性質があり、水拭きは好ましくない
- 洗剤や漂白剤を使った掃除も基本的にはNG
- 表面を強く擦ると剥がれたり傷が付いたりする恐れがある
- 補修が難しい素材なため、普段の扱いやお手入れは慎重に
基本的な掃除方法は、ハンディモップなどで表面をなで、ほこりを取り除くかたちになります。
手垢やシミなどは、消しゴムで優しく擦ることで落ちることが多いです。
織物壁紙
※引用:リリカラ
織物壁紙は、布に紙を裏打ちした壁紙です。布クロスとも呼ばれます。厚手で凹凸感のある布地で、ほこりがたまりやすいのが特徴です。
掃除の注意点は以下です。
- 水気を吸い取る性質があり、水拭きは好ましくない
- 表面を強く擦ると傷むので注意
- 壁紙のつなぎ目は糸がほつれやすいので気をつける
基本的な掃除方法は、ブラシを付けた掃除機でほこりなどを取り除くかたちになります。このとき、掃除機の吸引力が強すぎると壁紙が傷つく恐れがあるので、吸引力は「弱」にしておきましょう。
汚れが付着したら、できるだけ早く、乾いた布で優しく拭きとるのがおすすめです。
壁紙掃除のアイテム5選
壁紙掃除に便利なお掃除グッズを5点紹介します。汚れの種類に応じて、以下のようなアイテムを使うと、簡単に効率的に掃除ができます。
ウタマロクリーナー
ウタマロクリーナーは、スプレータイプの中性洗剤です。手肌に優しく、ツンとした嫌な匂いがありません。油汚れや水垢を落とすのが得意なので、壁紙掃除だけではなく、キッチンやお風呂場の掃除にも利用できます。
※引用元:株式会社東邦
水の【激落ちくん】
水を電気分解してアルカリ性にした「アルカリ電解水」を100%使用したクリーナー。スプレータイプとシートタイプがあります。
除菌、消臭効果があり、水拭きしかできない場所での掃除に効果的です。
油汚れ、皮脂汚れなどの壁紙掃除の他にも、キッチン周りやリビング、ペットや子供用品など洗剤を使いたくない場所の掃除にも使用できます。
※引用元:レック株式会社
セスキの【激落ちくん】
セスキの激落ちくんは、アルカリ電解水に鉱石からできた「セスキ炭酸ソーダ」を加えたアルカリ性洗剤です。
油や皮脂などの酸性汚れを落とすのに向いており、壁紙に付いたヤニや調理油の汚れに効果的です。
天然成分なので壁紙掃除の他にも、キッチンや食卓、ペット用品などの掃除にも使用できます。
スプレータイプ、シートタイプ、粉末タイプ、泡タイプと用途に合わせて4種類から選べます。
※引用元:レック株式会社
パストリーゼ77
パストリーゼ77は、度数77%と高濃度のアルコールと、高純度のカテキン配合により、殺菌力と抗菌力に優れるスプレータイプのアルコール製剤です。
漂白効果はないためカビの黒ずみは落ちませんが、軽度のカビ汚れ落としや、カビの除菌に効果があります。口に入れても安全なので、食品を扱うキッチンの壁紙や子供部屋の壁紙にも使用できます。
※参考:ドーバー洋酒貿易株式会社
オキシクリーン
オキシクリーンは、過炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウムが主成分の酸素系漂白剤です。粉末をお湯に溶かすことで酸素が発生し、泡の力を使って汚れを落とします。
漂泊、消臭、除菌効果があり、壁紙に付いた手垢、ヤニ、カビ汚れに効果的です。他にも衣類やキッチン用品、浴室など家中の掃除に使用できます。
汚れた壁紙は張り替えるのもアリ!相場は1,000円前後/1㎡
汚れがひどかったり、汚れの範囲が広かったりして掃除が大変な壁紙は、プロに張り替えてもらうのもよいですね。
壁紙の張り替えの料金は、住宅で最も一般的なビニールクロスの場合で1,000円前後/1㎡のことが多いです。
汚れの程度がひどい/範囲が広い以外では、次のような場合に張り替えがおすすめです。
10年以上使っている壁紙の場合
壁紙の耐用年数は5~10年程度です。
日光の当たり具合などによりますが、とくに10年を過ぎると、黄ばみやはがれなどが目立ってきやすくなります。
自宅の壁紙が10年以上経過している場合は、新しい壁紙に張り替えるタイミングです。
傷や日焼けが見られる場合
傷のある壁紙や日焼けにより変色した壁紙は、掃除してもきれいになりません。壁紙に傷や変色があると、部屋全体がくすんだ、古びた印象になります。
壁紙が新しくなると、室内が明るくなり、部屋の雰囲気も一新します。思い切って新しい壁紙への張り替えも検討してみましょう。
浮きやはがれが見られる場合
壁紙に浮きやはがれが見られた場合は、以下の原因が考えられます。
- 経年劣化により、壁紙を固定している粘着剤の効果が弱まった
- 湿気や乾燥により、壁紙が伸縮した
- 壁紙を貼るときに下準備の掃除をきちんとしていなかった
壁紙の浮きや剥がれは見た目が悪く、放置すると被害部分が広がる可能性があります。
あまりにも浮きや剥がれた部分が広い場合は、新しい壁紙への張り替えを検討しましょう。
汚れを防ぐ!壁紙の普段のお手入れ
普段からこまめに掃除することで、壁紙に汚れが定着しにくくなります。
月に1回以上の頻度で壁紙を掃除することがおすすめです。
普段のお手入れ方法は、先述した「ほこりの掃除方法」と同じで、手順は以下になります。
- 1. ハンディモップで壁紙をなで、ほこりを取り除く
- 2. 濡らして絞った水拭き用の布で、壁紙を拭く
- 3. 乾拭き用の布で、壁紙の水気を取り除く
菌などが気になったときには、水拭き用の布の代わりに消毒用エタノールを含ませた布を使うとよいでしょう。
まとめ
壁紙の掃除方法は、汚れの種類に応じて、重曹水を使った方法や漂白剤を使った方法など、いろいろな方法があります。
掃除の際には壁紙の種類に注意しましょう。
壁紙の種類によっては、水拭きしてはいけなかったり、洗剤を使ってはいけなかったりすることもあります。
汚れの程度がひどかったり、汚れの範囲が広かったりして掃除が大変な場合は、壁紙の張り替えを検討してもいいかもしれません。
とくに、10年以上経っている壁紙や、傷や日焼けが見られる壁紙、浮きやはがれが見られる壁紙は張り替えがおすすめです。
イエコマは、壁紙の張り替えを承っております。
- 壁紙の黄ばみがひどい
- 壁紙に傷や破れがある
- 壁紙に浮いている部分やはがれている部分がある
上記のような場合にも、張り替えがおすすめです。
お家の壁紙のことでお悩みの方は、イエコマまでお気軽にお問い合わせください。
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