「雨樋(あまどい)から滝のように水があふれて外壁が汚れた。」
「雨樋(あまどい)が詰まっている気がするけれど、どう対処すればいいのか分からない」
雨樋の詰まりは雨の日に気づくことが多いです。雨樋から滝のように水があふれていたり、いつもより雨音がうるさかったりするのは、雨樋が詰まっているサインです。
雨樋の詰まりは気づきにくく、放置すると屋根裏などの雨漏りや建物の劣化につながる原因にもなります。。
この記事では、雨樋が詰まる原因や放置した場合のリスク、自分でできる解消法をわかりやすく解説します。早めの対処で、大切な住まいを守りましょう。
雨樋が詰まる原因とは?気づかないうちに溜まる“汚れ”
雨樋の詰まりは、ある日突然起こったように感じますが、日々少しずつ汚れが蓄積することで発生します。詰まりの原因となる“汚れ”の代表的なものを紹介します。
落ち葉・枝・砂ぼこりの蓄積

雨樋が詰まる原因でもっとも多いのは、落ち葉や小枝、砂ぼこりの堆積です。
これらは風や雨により屋根面から雨樋へと流れこみ、排水を妨げます。
また、風で舞い上がった砂ぼこりが雨樋に溜まり(たまり)、雨で泥状になることで、詰まりが一層ひどくなります。
家の近くに木々や公園がある場合は、特に注意が必要です。
鳥や虫の巣ができている場合も

雨樋に、鳥や虫(ハチやクモ)が巣を作る場合もあります。
鳥の巣の材料であるワラや小枝が雨樋を詰まらせたり、巣自体が雨樋をふさいだりするケースは少なくありません。
鳥の巣が原因で雨樋が詰まっている場合、巣の撤去には注意が必要です。鳥の巣に卵やヒナがいる場合、無断で撤去することは鳥獣保護管理法違反となります。
鳥の巣の撤去は、ヒナが巣立って空の巣になるのを待つか、市区町村や県の窓口へ相談し、指示を仰ぎましょう。
また、ハチが雨樋に巣を作ったり、クモの巣が原因で落ち葉やホコリが絡まったりするケースもあります。雨樋付近にスズメバチがいる場合は、刺される危険があるため業者に駆除してもらうことが必要です。
※参考:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(環境省)
屋根のコケやゴミが流れ込む

屋根の表面には、コケやホコリ、花粉など目に見えにくいゴミが日々蓄積しています。これらは普段は屋根に付着していますが、雨が降るたびに少しずつ雨樋へと流れ込むのが厄介な点です。
特に、雨水を含んで泥状になったコケや土は雨樋の底に溜まりやすく、他のゴミを絡めとって厚い堆積物へと変化していきます。
「雨が降る」→「コケやゴミが流れ込む」→「雨樋に蓄積する」。このサイクルが繰り返されることで、少しずつ詰まりが進行していくのです。
知らぬ間にコケやゴミが蓄積し雨樋を詰まらせ、雨漏りの原因にも発展するため注意が必要です。
放置するとどうなる?雨樋詰まりの危険性
「少し詰まっているだけだから大丈夫」と放置するのは危険です。雨樋の水の流れが遅かったり、水が溜まっていたりする様子を確認できたら早めに対処しましょう。雨樋の詰まりは、徐々に進行し、住宅全体に悪影響を及ぼします。
外壁・基礎が傷む

雨樋は屋根に降った雨水を地上へと適切に導くための装置です。雨樋が詰まると雨水が正しく排出されず、本来とは異なるルートとなる、外壁を伝って流れ落ちます。
雨水には砂や汚れが混ざっているため、外壁に付着すれば、黒ずみやシミの原因となります。また、雨水に濡れて湿った状態が続くことで、外壁の塗膜(塗料が乾燥して形成する膜)が劣化し、防水性能が低下して住まいを傷めてしまうのです。
壁をつたった雨水が基礎(家と地面の境目であるコンクリート土台)に流れたり、地面から跳ね返った雨水が基礎を濡らしたりすることで、基礎が傷みます。
コンクリートは水に濡れることで膨らみ、乾くことで縮む素材です。
雨水の跳ね返りなどで基礎が濡れたり乾いたりする状態を繰り返すと、コンクリートの伸び縮みの反復が起き、ひび割れが起こりやすくなります。
雨漏り・カビ・シロアリの原因に

外壁は雨水に濡れて湿った状態が続くと、外壁の塗膜(塗料が乾燥して形成する膜)が劣化し、防水性能が低下します。防水性能が低下した外壁から雨水が浸入し、壁の内側に水が回ることで、雨漏りを引き起こします。さらに、壁の内部へ水分が浸入し、木材が常に湿った状態となると、カビやシロアリの発生を招く温床へと変化するのです。
特にカビは、湿度60%以上、温度20~30℃の暗い場所を好み、壁の内部で増殖します。厄介なのは、目に見えない場所で舞った胞子が、咳やのどの痛み、頭痛などの健康被害にまで影響を及ぼす点です。
また、湿った木材を好物とするシロアリにとって、雨漏りをしている家は絶好の住処となります。住み着いたシロアリが建材や柱などの木を食い荒らし、床が抜けたり、柱に空洞ができたりと、人が住み続けられないほどの被害に発展します。
雨音や水はねでストレスに
雨樋が詰まると排水が滞り、行き場を失った雨水があふれ出します。あふれた雨水が地面に落ちると、打ち付けるような大きな音となり騒音に発展します。
また、地面に落ちた雨水が、周囲の土や泥を跳ね上げることがあります。この泥はねが外壁を汚し、シミやカビを発生させる直接的な原因となるのです。
大きな雨音や水はねによる汚れは、日々のストレスとなるでしょう。
自分でできる!雨樋の詰まり解消法
雨樋の詰まりは、軽度なものであれば、自分で対応できる場合もあります。自分でできる雨樋の詰まり解消方法を紹介するので、参考にしてください。
まずは安全確保!準備するもの
雨樋の掃除は、安全を確保することが第一優先です。無理な体勢や1人で作業することはやめましょう。
雨樋の掃除に必要なものは以下の通りです。
- 安定した脚立やはしご
- 軍手
- トングやほうき
- ハンドスコップ
- ゴミ袋
- ホース
雨樋掃除は高所作業です。脚立やはしごを支える、緊急時にすぐに助けが呼べることができるように、必ず2人以上で作業をしましょう。
落ち葉・ゴミを取り除く
自分で掃除ができるのは手の届く範囲で、1階部分の軒樋(屋根の軒先に横向きに設置されている雨樋)と集水器(屋根から地面まで縦に設置されている竪樋(たてどい)との接続部)です。ただし、手が届かない場合は自分で行うのは危険なので、やめましょう。
以下の手順でゴミを取り除きます。
- 1. 脚立を安定させ、軒樋に溜まった落ち葉やゴミを取り除く。
- 2. トングで大きなゴミをすくい取り、ハンドスコップで泥や細かいゴミをかき出す。
- 3. 集水器に溜まったゴミを同様に取り除く。
集めたゴミはゴミ袋にまとめます。落ち葉や小枝、土などは多くの自治体で可燃ごみとしてさせます。
水を流して確認
軒樋と集水器のゴミを撤去した後は、竪樋にホースで水を流し、スムーズに排水されるかを確認します。流れが悪い場合は、竪樋に詰まりが残っていることが考えられます。
竪樋の詰まり解消には、ワイヤーブラシが有効です。
ワイヤーブラシを竪樋に差し込み、ブラシをゆっくり回転させながら、奥に進めましょう。
ワイヤーブラシを抜いて絡みついたゴミを取り除き、必要に応じてこの作業を繰り返します。
最後に水を流し、スムーズに排水できているか確認できたら完了です。
無理は禁物!業者依頼の目安
次のような場合は、専門業者に依頼しましょう。無理に自分で行うと転倒事故や最悪の場合命を落とす恐れがあります。
- 2階以上の高さ(3mほどの高さ)にある雨樋の掃除が必要
- 2人一組で作業ができない
- 自分で掃除しても詰まりが解消できない
- 自分で作業することに不安がある
労働者向けの法令では、高さ2m以上の箇所で作業をする場合には作業床や手すりなどを設け、墜落防止をすることが決められています。個人的な作業に適用されるわけではないですが、法令で決められているくらい危険を伴う作業であると認識することが重要です。
安全に雨樋の詰まりを解消するためにも、専門業者へ依頼することをおすすめします。
詰まりを防ぐための予防・お手入れ法
雨樋の詰まりは、日頃のちょっとした心がけで予防できます。以下を参考にして、早期対処をしていきましょう。
季節ごとに点検を
雨樋を定期的に確認することで、詰まりを未然に防げます。雨樋が傾いていないか、落ち葉やゴミがあるか、など外から目で確認しましょう。雨の日には水がスムーズに流れているかの確認も大事です。水の流れが遅かったり、ごぼごぼした音が聞こえたりすると詰まっていることが考えられます。
ゴミの蓄積や詰まりを確認した場合は、自分で掃除するか、業者に依頼するとよいでしょう。
雨樋の点検は、梅雨入り前の4月〜5月と、落ち葉が増え始める10~11月ごろがおすすめです。
梅雨入り前に点検をすることで、春の強風で飛んできた枝やゴミを取り除けます。梅雨の長雨で雨樋から雨水があふれ、雨漏りや外壁劣化を未然に防ぐことができます。
10月は落ち葉が溜まりやすい時期です。また、夏から秋にかけて台風が過ぎ去った時期でもあります。秋に点検することで、落ち葉やゴミによる詰まりを予防することに加え、冬場の雪対策にも備えられます。
落ち葉除けネットを設置する
雨樋の横樋(軒樋)の上部に落ち葉除けネットを設置すれば、大きなゴミの侵入を防げます。落ち葉や小枝が雨樋に溜まりにくくなり、掃除の手間も減らせます。雨樋の詰まり対策として非常に効果的です。
ただし、細かい砂や土はネットをすりぬけて溜まるため、定期的な点検は必要です。
雨の後に軽くチェック
雨の後、雨樋の様子を確認することで、詰まりを早期発見できます。
次のようなことを確認しましょう。
- 雨樋(主に軒樋)から水があふれていないか
- 竪樋からスムーズに水が流れているか
- 外壁や基礎部分に雨だれ跡がついていないか
軒樋の途中を観察しましょう。水が途中であふれている状態だと、詰まっているおそれがあります。
竪樋の出口から勢いよく水が出ていれば問題ないですが、水の出が弱い場合は、内部の詰まりを疑いましょう。
外壁に濡れ後がついていたり、基礎まわりに水が跳ね返っていたりする場合も、詰まりの可能性があります。大雨や台風の後に確認すると、普段より雨量が多いので、より分かりやすいです。
勾配やつなぎ目も確認
雨樋は、経年劣化やゴミの重み、強風などが原因でつなぎ目がズレたり、雨樋がたわんだりします。つなぎ目のズレやたわみは、雨樋の勾配を狂わせ、水が流れず溜まる原因です。水の流れが止まることで、ごみが沈殿しやすくなり、詰まりを発生させます。
雨の日に水途中からあふれていないか、雨の後に雨樋に水が溜まっていないかを確認できるとよいでしょう。
なお、勾配は見た目では分からないほどのわずかな傾斜です。調整は専門業者に依頼することがおすすめです。
まとめ
雨樋の詰まりは、落ち葉やごみの蓄積、鳥の巣などが原因でおこります。
雨樋の詰まりを放置することは、外壁の劣化や雨漏り、シロアリの発生など住宅劣化の大きな原因になります。放置せず、早めの掃除・点検・予防を行うことが大切です。
まずは雨が降った後に、雨樋をチェックする習慣をつけてみましょう。小さな対策が、大切な住まいを長持ちさせる第一歩です。
「自分で掃除する自信がない」「プロに徹底的にきれいにしてもらいたい」という人は、ぜひイエコマをご利用ください。
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