雨漏りの調査はいくらでできる?相場と注意点

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雨漏りが発生すると、家が傷んだり、家財がダメになったりと、さまざまなところに影響がでます。気持ちも不安になりますよね。

雨漏りを直すためには、事前の調査が必要不可欠です。
どこからどのように雨漏りしているか突き止めるためには、専門的な知識や技術も欠かせません。

この記事では、プロが行う雨漏り調査の相場、調査方法、修理方法などについてお伝えします。

  • 雨漏りの調査を依頼しようか、自分で修理しようか迷っている
  • どのような業者に頼めばいいかわからない
  • だいたいの相場を知りたい

上記のような人は、記事を確認して、安心して雨漏り調査を依頼したり修理を行ったりするための参考にしてください。

雨漏り調査の相場

雨漏りの場所を特定するためには、調査を行います。
プロに依頼した場合に行われる、4つの主な調査方法と相場を認しましょう。

目視調査

目視調査

■相場:無料~3万円

文字通り、目で見て確認する調査のことで、雨漏りしていると推測される箇所を確認します。
天井裏や屋根など、危険が伴う部分も調査しますが、専門的な機械などを使わないため、比較的安価に行うことができます。

散水調査

散水調査

■相場:5~20万円

雨漏りしていると推測される箇所に対して、シャワーホースなどで散水し、水の浸入経路を確認する調査です。
雨漏りの原因箇所がわかるまで、何度も行う必要があります。浸入経路などを正確に見つけることができるため、有効な調査方法です。

発光液調査

発光液調査

■相場:12~25万円

紫外線で発光する発光液を使用して、雨漏りの原因箇所と、水の浸入経路を確認する調査です。

雨漏りの原因と考えられる箇所に、発光塗料で作られた発光液を投入します。紫外線で照らすことによって漏水をわかりやすく発光させ、特定することができます。

散水調査によって、ある程度雨漏りの箇所がわかったうえで行われることが多いです。

サーモグラフィー調査

サーモグラフィー調査

■相場:20~35万円

“赤外線カメラ調査”“赤外線調査”とも呼ばれます。
サーモグラフィーカメラで建物を撮影し、温度変化がみられる場所で雨漏りの特定を行います。

雨漏りが発生している箇所は、周囲より低い温度で表示されるので、ある程度の原因箇所を突き止めることができるのです。
散水調査を行ったうえであわせて行われることが多いです。

雨漏りの原因

雨漏りと聞くと、屋根からのものを思い浮かべるでしょう。しかし、雨漏りは、雨が当たる部分であれば家のどこでも起こる可能性があります。

雨漏りの起こりやすい場所や、主な原因について、くわしくは以下の記事をご参照ください。

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雨漏り修理は自分でできる?

雨漏りの修理をDIYでできれば、費用も安く済み、スケジュールも気にする必要がありません。
雨漏りは自分で修理できる場合もありますが、屋根の上や天井裏など、足場の悪い場所での作業は転落の恐れがあり、大変危険です。

雨漏りの原因特定が難しく、間違った処置をすることで、かえって雨漏りが悪化したり、後々業者に頼んだ場合に費用が高くなったりする場合もあります。

DIYで直す場合には、いろいろなリスクを十分理解したうえで、できる範囲で慎重に行いましょう。

雨漏りの修理を自分で行う方法について、くわしくは以下の記事をご参照ください。

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雨漏りの修繕方法と相場

雨漏りの修理を業者に頼もうと思った場合、相場がわかると安心ですよね。
戸建てで平均的な、30坪の住宅と仮定した場合の一般的な修繕方法と、相場についてお伝えします。

応急処置

ビニールシート張り、コーキング(補修)、水受け皿の設置、などの応急処置…~2万円

外壁

  • クラックの補修…5万~20万円
  • コーキング打ち換え…10万~30万円
  • 外壁塗装を伴う補修…10万~150万円

屋根

  • スレート屋根の部分的な差し替え…1万~10万円
  • 瓦屋根の部分的な補修…3万~10万円
  • 瓦屋根の漆喰(しっくい)撤去・充てん…1万~50万円
  • 棟板金、谷板金交換…10万~30万円
  • 屋根の葺き替え工事…100万~200万円
  • スレート屋根のカバー工法…60万~120万円

バルコニー(ベランダ)

  • 排水口のつまり解消…1万~3万円
  • 防水補修…1万~5万円
  • 防水やり替え(既存防水撤去、下地調整、新規防水施工)…10万~30万円

窓まわり

  • 窓まわりのコーキング、防水補修…1万~5万円
  • 窓交換、ふさぎ(既存窓撤去、窓があった場所をふさぐ工事)…10万~30万円

屋内

  • クロス張り替え…2万~15万円
  • 下地プラスターボード補修…3万~20万円

雨漏り修理の費用がばらつく理由

雨漏り修理の相場をお伝えしましたが、幅があります。
理由は、次のことからです。

  • 雨漏りの状態や範囲は、各建物によって大きく異なる
  • 家の形状や材質によって、修理の手間や材料費が異なる
  • 足場代が必要な場合と、なくても大丈夫な場合がある
  • 下請けを利用するか否かで、費用が異なる

雨漏り修理の相場が一概にいえない理由について、くわしくは以下の記事をご参照ください。

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雨漏り修理で費用を抑えるポイント

雨漏りの修理は、広範囲に及ぶとそれだけ工事費用も高額になります。
できる限り修理費用を抑えるポイントについて解説します。

火災保険を使う

火災保険に加入していて、地震や風などの災害によって雨漏りが発生した場合、保険が適用される場合があります。
火災保険が適用になれば、負担金額も抑えられます。

瑕疵(かし)担保責任制度を使う

新築から10年以内の家で雨漏りが起こった場合、家を建てた事業所に連絡しましょう。
施工不良によって起きる住宅の不具合は、無料で直してもらうことができます。

相見積もりをとる

雨漏りを修繕する場合、2~3社に見積もりをとって費用を比較することによって、無駄な出費や高額の工事を避けることができます。

どこまで修理するか相談に乗ってもらう

工事が広範囲に及ぶ場合、予算や築年数に応じて、どの程度まで修理すればいいのかを業者に相談に乗ってもらいましょう。
事前に相談しておけば、予算オーバーや、思わぬ大きな出費を防ぐことができます。

雨漏り修理を依頼する場合の注意点

見積書イラスト

雨漏りの修理では、焦る気持ちを利用して契約を急かし、高額な請求をする業者もいます。
後悔しないために、雨漏りの修理を依頼する場合の注意点や、業者選びのポイントについてお伝えします。

業者の選び方ポイント

業者選びをする際に、注目したいポイントを確認しましょう。

アフターフォローをしてくれるか

雨漏りの修理は複雑なもので、一度の工事では直らないこともあります。
工事が完了した後に雨漏りが再発した場合でも、気軽に相談できるアフターフォローや保証年数、施工後の定期メンテナンスがあるかを確認しましょう。

国土交通省が定めた登録団体か

私たち消費者が安心してリフォームを受けられるように、国土交通省は「住宅リフォーム事業者団体登録制度」を創設しました。
この制度に則り、登録されている事業所から依頼先を選ぶと安心です。

地域に根付いた企業

地元に長く根付いて経営できている企業は、それだけ地域からの信頼を得ていることが多いです。
現場に近い企業に依頼することで、出張費などの諸経費も節約できます。地域の工事に実績がある企業に依頼しましょう。

資格取得者の在籍

雨漏りの修理には、雨漏りに関する専門的な知識と技術が必要になります。
その能力を視覚化したのが「登録建築板金基幹技能者」と「雨漏り診断士」の資格です。

資格があることで、絶対に雨漏りが直せるわけではありませんが、資格がない人よりも安心して依頼できます。事前に確認しておくと安心でしょう。

相見積もりをとる

最初から一社に絞らず、なるべく2~3社から見積もりをとりましょう。
相見積もりをとることで、次のようなメリットがあります。

  • 修理費用や内容が比較できる
  • 修理の相場が確認できる
  • 高すぎないか、または安すぎないかを確認できる
  • 内訳の細かさを比較できる
  • 見積もりの説明態度など、業者の対応も比較できる

相見積もりは、信頼できる業者選びに必要不可欠です。

安くしたいなら大手のハウスメーカーは避ける

雨漏りが発生すると、家を建ててもらったハウスメーカーなどに連絡しがちですが、築10年以降の場合はおすすめできません。
大手のハウスメーカーに依頼しても、実際に工事を行うのは下請け業者です。

そのうえ、元請けのハウスメーカーは中間マージンを取ることになるので、修理費用がその分割高になる可能性があります。
どうしても依頼したい場合は、相見積もりをお忘れなく。

契約の際の注意点

雨漏りは、修理しても再発する恐れがあります。そのたびに修理をしてお金を支払っていたら、莫大な修理費用がかかることも。

工事完了後に修理した部分で雨漏りが再発した場合、どのように対応してもらえるか、書面で確認したうえで契約しましょう。

屋根の写真を撮って見せてもらう

雨漏りが屋根で発生した場合、素人が屋根上にのぼって確認するのは難しいですよね。悪徳業者など、不正を働く業者の場合、屋根や屋根裏などの調査の結果はいくらでも「嘘」を伝え、工事費用をかさ増しすることができるのです。

屋根など実際に確認できない部分の報告を、写真を使ってしてくれる業者や、報告書などをていねいにまとめてくれる業者は、信頼できるといえます。

賃貸住宅の場合の注意点

賃貸住宅の建物で雨漏りが発生した場合、大家や管理会社が責任を負うことになります。
大家や管理会社には、健全な建物を維持・管理する義務があるためです。

また、賃貸の雨漏りによって家財が濡れた場合、自然災害による雨漏りで壊れた場合には自己負担(自分の保険などを使う)になります。しかし、建物の劣化による雨漏りの場合は、大家や管理会社に賠償請求ができる場合あります。

雨漏り修理は火災保険で無料になる?

雨漏り修理が火災保険の適用により、自己負担がないケースもあります。
火災保険が使えれば、雨漏りで被害を受けた家財も対象になることも。

損をしないためにも、雨漏り修繕を依頼する前に、こちらの記事をご参照ください。

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雨漏り防止のためにできること

スマホ会話中女性

雨漏りの疑いがある場合は、早急に対応することが大切です。しかし、実際には早い段階で雨漏りに気づけないケースも多いです。

雨漏りを発生させないため、また、被害が少ないうちに気づくためにできることをお伝えします。

雨漏りサイン(天井のシミなど)があったら業者に連絡

壁や天井のシミ、濡れている感じ、嫌な臭い(カビ臭い、木材の湿った臭い、古い本のような臭い)など、雨漏りのサインがあったらなるべく早く業者に連絡をして対応をしましょう。

雨漏りは、放置すると以下のような被害が生じます。

  • 染みなどで見た目が悪くなる
  • 家財に水が滴り、壊れる、染みになる
  • 水が電気配線に触れ、電気設備が壊れる
  • 長年の雨漏りで構造材が腐り、家の耐久性が損なわれる
  • 湿気によってシロアリが発生しやすくなる
  • カビが生える
  • ダニが増える
  • カビやダニによって、くしゃみ・目のかゆみ・アトピーなどのアレルギーを引き起こす
  • カビやダニの発生によってシックハウス症候群を引き起こす
  • 水が電気配線に触れ、配線が傷むことで漏電を引き起こす
  • 漏電によって火災が起きる

たかが雨漏りと侮り、応急処置で過ごしたり、放置したりしていると、漏電による火災で最悪の場合命を落とす可能性もあります。
雨漏りのサインを見つけた際には、なるべく早く対応して被害が少ないうちに修理しましょう。

ベランダや屋上の塗装・防水工事をしておく

ベランダや屋上は、雨漏りの原因になりやすい箇所です。
雨漏りを発生させないためには、防水層を健全に保つことが大切となります。
防水の仕様によって、以下のようにメンテナンスを行うといいでしょう。

FRP防水の場合 シート防水の場合 ウレタン防水の場合
・トップコートの塗り替え 5~10年に一度
・全面の張り替え 15年に一度
・10~15年に一度の張り替え ・トップコートの塗り替え 5年に一度
・全面の塗り替え 10年に一度

 

外壁や屋根のメンテナンスをしておく

外壁や屋根は、日々雨や風によるダメージを受けている部分です。
ダメージを受けると防水性も損なわれるので、適切な時期にメンテナンスを行いましょう。

外壁や屋根の劣化を食い止めれば、カビなどの発生を防ぐことができます。また、定期的にメンテナンスをしておくと、ちょっとした染みや、天井裏の見つけにくい雨漏りなどの異常にも早く気付くことができますよ。

外壁や屋根などの適切なメンテナンス周期は下のようになっています。

  • モルタル壁(吹付、塗りもの):6~10年
  • サイディング壁:7年
  • ALCパネル壁:10年
  • スレート屋根:7~10年
  • ガルバリウム鋼板屋根:15~20年
  • 瓦屋根:20~30年
  • 木部(外壁、外壁アクセント、玄関扉など):3~5年

窓や天窓の点検をしておく

窓の中でも、天窓はとくに雨漏りのリスクが高い部分です。外壁、屋根のメンテナンスと同時に点検をしてもらうと安心ですよ。

また、天窓は築20年以降になると、交換が推奨されます。屋根の定期メンテナンスとあわせて交換を検討できるといいですね。

まとめ

雨漏りの調査方法や相場、修理方法などについてお伝えしました。
雨漏りは再発する恐れがあり、何度も修理するのは本当に大変なことです。
雨漏りを確実に修理するためには、事前の調査が必要不可欠です。ぜひプロに依頼して、雨漏りの原因を突き止めましょう。

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