修理業者が来るまでは!屋根の急な雨漏りを応急処置で対処

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急な雨漏りは日常生活に支障をきたすだけでなく、住人を不安にさせます。一刻も早く業者に頼んで修理したくても、台風などの自然災害が発生した後は修理の需要が高まり、すぐには駆けつけてもらえないこともあるでしょう。
そのようなときは、DIYで応急処置ができることがあります。

雨漏りの応急処置には、「屋内」と「屋外」で行うパターンがあります。雨漏りは家屋の高い位置で起こることが多いため、脚立を使うなど高所作業による危険が予測される作業が多くあります。
屋内・屋外いずれの場合でも、安全に最大限配慮することを肝に銘じておきましょう。

この記事では、雨漏りの応急処置に使える道具や方法、DIYでの応急処置の落とし穴などを解説します。

雨漏りの応急処置の方法や危険な部分を理解すれば、急に雨漏りが発生しても慌てずに冷静に対処できるようになり、被害の拡大や人的な被害といったリスクを避けられるようになります。

雨漏りの本格的な修理に有効なイエコマの屋根・雨漏り診断についてもあわせて紹介するので、参考にしてください。

雨漏りを放置するとどんなデメリットがある?

「大した雨漏りじゃないし今すぐ何かしなくてもいいか」と、雨漏り被害を軽くみる人も少なくありません。
しかし、雨漏りを放置するとさまざまなトラブルの原因になります。

くわしくは以下のイエコマコラムを参照してください。

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2020.5.28
イエコマ編集部

DIYで雨漏りの応急処置をする際の注意点

ミニ家を囲うリーマン

雨漏り修理は高所での修理もある危険な作業です。屋根のプロである修理業者ですら転落などの事故が発生することもあり、まして素人の作業となれば、その危険性は跳ね上がります。

台風が直撃した後、屋根の上で作業をしている住人の方の姿をニュースなどで目にすることがあります。慣れない作業の中で事故に遭う人は、残念ながら後を絶ちません。
※参考:千葉日報 「住宅被害2万戸超か 屋根転落で死傷者続出 シート張り「依頼を」 【台風15号】

屋内外の作業とも、準備を万全にして取りかかり、少しでも不安に感じるなら無理をせず依頼した業者の到着を待ちましょう。

屋根など屋外の場合

屋外での作業の注意点です。屋根の上やハシゴを使っての作業が想定されるため、非常に危険です。

安全性に配慮した服装で

下記のように、安全性に配慮した装備で作業しましょう。

  • ヘルメットを着用する
  • 動きやすく邪魔にならない服を着る
  • 滑りにくい靴を履く
  • 高所での作業では安全帯を装備する

ヘルメットや安全帯は、固定力があるか、動作に問題がないかなども事前に確認します。

作業は最低でも2人以上

1人では作業を行わず、最低でも2人以上で作業しましょう。地上で作業を監視・補助し、万が一のときは初期対応や通報ができる人を1人以上確保する必要があるからです。

作業は天気の良い日に

屋根は表面が濡れているとさらに滑りやすくなります。雨天時や雨上がり直後の表面が乾いていない段階での作業は、滑るので非常に危険です。
作業は天気の良い日を選びましょう。

晴れていても強風が吹いていたり、冬場の朝などで屋根の表面が凍ったりしている場合も、作業は避けなければいけません。

【注意】作業はできるだけプロに

高所での作業は危険が伴い、「これくらいの作業なら自分でできる」と自信があっても、素人が行うのはおすすめしません。

本格的な修理だけでなく、応急処置を行う業者もあります。応急処置に加えて本格的な修理となるため、その分費用はかかります。

しかし、応急処置の費用は5万円以内でおさまることがほとんどです。そのため、安全面を考慮すれば、プロに依頼することは有効な選択肢でしょう。

台風などの自然災害を原因とする場合は、高齢者世帯などを対象に自衛隊や消防が作業を行ってくれることもあります。自治体の発信する情報や相談窓口をチェックしておきましょう。

屋内の場合

屋外に比べて転落のリスクなどは低くなりますが、天井付近での作業が必要になることもあります。簡単だからと油断せず、気をつけて作業しなければなりません。

動きやすい服装で

動きやすさを重視し、必要ならゴム底の室内用の靴を用意するなど、スリップや転倒を避けるような服装で作業しましょう。

ハシゴや天井での作業時は2人以上で

ハシゴを支える人や作業を補助する人が必要です。

作業スペース周辺の片付け

作業スペースの周囲に家具やカーペットがある場合は一時的に片付け、広さと安全性を確保しましょう。

雨漏りの応急処置に使える道具

雨漏りの応急処置に使える道具のなかで、代表的なものを紹介します。
通常家によくあるものから、用意しないと家にはなさそうなものまであります。住環境や作業を行う人の技量に合わせて用意してくださいね。

ブルーシート

ブルーシートは、雨漏りしている部分を広く覆うために使います。想定される雨漏りの範囲よりも大きめのサイズを用意するのがおすすめです。

防水性能や耐久性など、性能によって価格に差があります。一時的に風雨から屋根を守る役割をするので、安さではなく性能を重視して選びましょう。
土のうなどの重しが固定しやすくなるので、ハトメ付きが適しています。

防水シート/防水テープ

防水テープ

※引用:ラブリー

防水シートや防水テープは、雨漏りの原因となる穴や傷の上から貼り、雨漏りを一時的に解消できる道具です。小さい穴なら防水テープで対応します。
補修面積が広い場合は、より大きくて柔軟にサイズを変えられる防水シートを使います。

表面にアルミやゴムで加工してあるタイプなら、より防水性能がアップします。

ガムテープ

ガムテープなどの粘着テープは、だいたいの家庭にあり、固定や目張り、マスキングなど多用途に使える万能テープです。防水テープや防水シートがすぐに準備できない場合に代用品として使えます。

のり残りや水に対する耐性など欠点もあるので、長期利用には向きません。一時的にガムテープでしのぎ、その後にマスキングテープや防水テープなど用途に応じた道具に置き換えるのがベターです。

コーキング剤

コーキング材

※引用:セメダイン

ヒビ割れは、コーキング剤を使って埋めることができます。ホームセンターや通販で簡単に必要な道具を一式でそろえることができますが、種類が多いので製品の説明をよく読んでから購入するようにしましょう。

コーキング剤は本体だけでは使えません。充てんするためのコーキングガンや接着力を高めるためのプライマー(下塗り材)など、他の道具も必要になるので注意が必要です。

バケツ

水を受けるために使います。バケツ以外でも桶やたらい、洗面器など、水を受けられるものを準備します。

屋根など屋外の応急処置の方法

屋外の応急処置の方法を見ていきましょう。うまくいけば雨漏りの原因にアプローチできるので、屋内への影響を最小限に留めることが期待できます。

ただし、無理は禁物です。安全が最優先であることを忘れないようにしましょう。

ブルーシートをかける

  1. 重しを作る
  2. 土のうを使って重しを作ります。中身は砂利やレンガ、割れた瓦など、水はけの良いものを選びましょう。
    土を詰めると、降雨時に中から泥水が染み出し、場合によっては屋根や外壁を汚すことがあります。

  3. ブルーシートをかける
  4. 屋根の途中からブルーシートをかけると雨水が入り込みやすいので、屋根の頂上から覆いたい部分までかけていきます。やや広めにかけましょう。

  5. 重しをのせる
  6. 土のうの重しをのせて、ブルーシートを固定します。木の板を同時に使い、広範囲を一度に抑え込む方法もあります。
    重しは1つ1つが重く、バランスを崩しやすいので、慎重に屋根まで運びましょう。

ブルーシートは滑りやすいので、作業中や作業後に踏まないように注意が必要です。

防水テープ/防水シートを使う

  1. 屋根材の表面を掃除する
  2. 汚れや油分があると、接着力が十分に発揮されず剥がれやすくなります。中性洗剤などを使い、表面をキレイにしましょう。
    金属がささくれ立っている場合は、紙ヤスリやニッパーを使って除去します。この際、周辺の塗装などに影響を与えないよう、必要最低限に抑えることが大切です。

  3. 防水テープ/防水シートを貼る
  4. 雨水が流れる方向の下から上に向かって、空気が入らないように貼ります。

コーキング剤を使う

  1. 屋根材などの表面を掃除する
  2. 上記の防水テープ/防水シートの場合と最初の処理は同じです。

  3. マスキングテープを貼る
  4. 余計なところにまで塗布しないよう、マスキングテープを貼ります。

  5. プライマーを塗布、乾燥させる
  6. コーキング剤の接着効果を高めるプライマーを塗布し、乾燥させます。

  7. コーキング剤を塗布、乾燥させる
  8. ヒビ割れに、コーキングガンを使いコーキング剤を注入、ヘラなどで均等にならします。
    マスキングテープはコーキング剤が乾燥する前に剥がしましょう。コーキング剤が乾燥すれば完了です。

詰まっている雨樋や排水口を掃除する

雨漏りは、家屋の排水設備が正常に働かないことが原因になることがあります。
屋根から続く雨樋や、ベランダの排水口に詰まりが起きていないか確認し、詰まっているようなら、掃除をして水の通りを良くしましょう。

天井など屋内での応急処置

サッシ拭き

ここからは屋内でできる応急処置を紹介します。
「屋外での作業が難しくても、屋内ならなんとかできるかもしれない」と考える人もいるでしょう。屋外よりは事故のリスクを軽減できるかもしれませんが、ハシゴを使っての作業など、危険性がないわけではありません。十分注意しましょう。

バケツやおけで水を受ける

天井から滴る水をバケツやおけなどを使い受け止めます。水が飛び散りやすいので、下にタオルや新聞紙を敷いておきましょう。

屋根裏で水を受け止め、居住スペースに水が落ちるのを避ける方法もあります。

雨漏り箇所の真下にバケツを置くと生活動線に支障がある場合には、天井に穴を開けたビニール袋を取り付けて水を誘導し、少し離れた場所で水を受けることもできます。

窓枠やサッシの水を拭き取る

窓付近での雨漏りの場合は、雑巾やタオルで水を拭き取りましょう。
この際、カーテンは外すか、プライバシーが気になる場合は下の部分だけ束ねて、水が触れないようにしておきましょう。濡れたままではカビが発生しやすくなります。

雨漏り以外が原因の水である可能性も

屋内で水滴や水濡れを発見すると、どうしても「雨漏りだ」という発想になりがちです。しかし、原因のすべてが雨漏りとは限らないことを知っておきましょう。

結露

結露びっしり

住宅の気密性が高い場合、空気の通り道が少なくなり、湿気はこもりやすくなります。その影響もあり、とくに水を使うお風呂場やトイレ、寒暖差にさらされる窓や壁で結露が発生し、雨漏りと混同されるのです。

雨漏りとの違いを見極めるポイントとして、

  • 換気をした場合としない場合で状態が異なるか(換気による除湿で改善すれば結露の可能性が高い)
  • 雨が降っているときは必ず発生するのか、室内外の寒暖差が大きいときのみ発生するのか(雨に左右されるなら雨漏り、季節性の有無があれば結露の可能性が高い)
  • 壁面や窓の全面が湿っていないか(雨漏りの場合は局所的なことが多い)

などが挙げられます。

水道管の破裂

管破裂イラスト

自然災害や劣化が原因で、水道管が破裂し漏水がおこり、雨漏りと間違われるパターンもあります。
雨漏りは水道代に影響はありませんが、漏水時は通常より水道代が高くなります。請求書やメーターの数字をチェックしましょう。

よくある雨漏りのサインはどんなもの?

自然災害などで一度に大きなダメージを受けての雨漏りなら、その影響も明白なもの。そうではなく、小さなすき間やヒビ割れから雨水が浸入している場合、じわじわと家屋に影響を与え、表面化していきます。雨漏りのサインを見逃さないことが大切です。
代表的な雨漏りのサインは以下になります。

  • 天井から水が落ちてくる
  • 水音が聞こえる
  • 壁紙や天井にシミができている
  • 壁紙の浮き、剥がれが多くなった
  • 天井や壁、床などにカビが生えやすくなった、カビ臭さを感じることが増えた
  • サッシや窓枠の濡れ方が酷くなった

あくまで代表的なものであり、複数のサインが重なって現れることもあります。状況をふまえ総合的に判断することが求められますが、素人では困難です。
後ほど紹介する、専門的な調査で雨漏りの有無を明らかにすることができます。

応急処置で雨漏りを悪化させることもある?

頭抱えるセミロング女性

良かれと思って応急処置を施しても、かえって事態を悪化させることもあります。
DIYによる応急処置には以下のようなリスクがあります。

雨漏りを悪化させてしまう

雨漏りの原因や発生箇所の全体像が不明なうちに、素人判断で穴やヒビを塞ぐのは避けるべきです。表面的に穴やヒビを塞いだだけで、水の通り道が内部で変わり、雨漏りを拡大・複雑化させることもあります。

とくに屋根での修理に釘を使うことは絶対に避けましょう。新たな雨漏りが発生したり、雨漏りの影響を受けていない部分を傷つけたりする恐れがあるからです。

新たな破損を発生させてしまう

屋根に上がった際に踏んだ瓦を割ったり、ハシゴのかけ方を誤って雨樋や壁を傷つけたりと、慣れない作業のなかで雨漏りとは別の修理を発生させるケースも少なくありません。

修理時間・費用の増大

雨漏りを悪化させたり、関係のない修理を増やすことになったりしていけば、修理時間や修理費用も増えていきます。
応急処置で急場をしのいだら、なるべく早く原因究明のための雨漏り調査を行い、修理のプランを立てることが大切です。

業者の雨漏り原因特定方法や修理の相場

雨漏り修理は、事前の適切な調査が肝心です。業者がどのような方法で雨漏りの原因を特定・修理しているかについてくわしくは、以下のコラムをご覧ください。

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2020.4.7
イエコマ編集部

雨漏り修理の費用を安く抑える方法

被害の全容がわかりにくい雨漏り修理は、想定以上の修理費が必要になることもあります。少しでも安く済ませたいところですが、修理内容を妥協すると、すぐに雨漏りが再発するのではと心配になりますよね。

雨漏り修理の費用を安く抑える方法は大きく2つ。
1つ目は、住宅の瑕疵担保責任です。新築から10年以内に雨漏りが発生した場合は、ハウスメーカーや工務店が無償で修理をしてくれることがあります。

2つ目は火災保険が適用になるケース。自然災害を原因とする雨漏りなら、火災保険が下りる可能性があります。

費用を含め、雨漏りについてくわしく知りたい方は、以下のイエコマコラムを参考にしてください。

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2019.7.19
イエコマ編集部

イエコマの屋根・雨漏り診断

雨漏りはすぐに修理に取りかかるのではなく、事前調査をするのが効果的です。被害の全体像を把握し、修理にどれくらいの時間と費用がかかるかを、より正確に算出することができます。

初回体験価格55,000円(税込)

イエコマでは、通常77,000円(税込)の屋根・雨漏り診断を、初回体験価格55,000円(税込)で利用することができます。初回に限り出張料も無料です。

低価格ながら複数の調査を実施

イエコマの屋根・雨漏り診断で行う雨漏り調査は2種類です。簡単な調査で済ませてしまうと、修理を進めるうちに、事前に見つけられなかった雨漏りが露呈して追加の修理が次々に増えていく可能性があります。

複数の調査を行うことで、雨漏りの原因や影響をより正確に把握することができます。

  • 散水調査…水をまいて降雨時を再現。雨漏り箇所を特定します。
  • 赤外線調査…サーモグラフィーを用いて温度変化を確認し、雨水の浸入経路や、壁の中への影響などを調べることができます。

有資格者による診断とていねいな対応

屋根・雨漏り診断は、「雨漏り診断士」の有資格者が行います。
専門資格を有していることにより、技術や内容が充実しているだけではありません。お客様に満足していただけるよう、社会人としてのマナーを備え、誠心誠意心を込めて対応できるスタッフがお伺いいたします。

まとめ

雨漏りは見つけ次第すぐに業者による調査・修理を行うのが理想ですが、台風後など修理の需要が高まっているなどの理由のため難しいこともあるのが現実です。
業者が来るまでの間にDIYで応急処置をし、一時的に雨漏りの影響を少なくすることができます。ただし、安全の確保が最優先であり、慣れない作業を無理して行ってはいけません。少しでも不安に思うなら、応急処置も含めて業者に依頼するのが一番です。

応急処置が終われば、次のステップは雨漏りの被害状況の調査です。イエコマの屋根・雨漏り診断の利用も選択肢として検討してみてくださいね。

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