雨漏り修理の見積もりのチェックポイント|相見積もりしないとまずいワケ

一刻も早くなんとかしたい雨漏り。気になるのが、修理にいくら必要なのかでしょう。
しかし、出費を恐れて修理の決断が遅れると、雨漏りの状況が悪化し、より高額な修理になる可能性があります。

費用の不安を解消するために有効なのが、事前に見積もりを出してもらうことです。工事が始まる前に費用を把握できるので、業者と相談し、予算の調整も可能になります。

見積もりには注意すべきポイントがいくつかあり、出された見積もりをただ受け入れるのは避けるべきです。見積もりの出し方は業者によって差があるので、相見積もりを利用することをオススメします。

このコラムでは、雨漏り修理の全体的な流れや業者に依頼する前にできる応急処置、トラブルを回避するための相見積もりのポイントなどを解説します。
雨漏り修理を安くすませるコツや、業者に依頼する前に注意することについても説明するので、ご自宅の状況と照らし合わせてみてください。

見積もり書の見方がわかれば、適正価格の雨漏り修理をしてくれる業者が見分けられます。また、費用や事前準備の知識を得ておけば、トラブルなくスムーズに修理を進められるようになりますよ。

正確な雨漏り修理の見積もりを出すためには、事前の雨漏り調査が有効です。イエコマの雨漏り調査についても紹介するので、参考にしてください。

雨漏り修理の相場

雨漏り修理にかかる費用は、下記のようなさまざまな要因によって決まります。

  • 雨漏りの規模
  • 雨漏りしている箇所
  • 修理方法

そのため、価格幅が広くなっています。

たとえば、屋根の雨漏り修理の場合、修理内容によってこれだけ費用に幅が生じます。

  • 部分的な補修や交換で済む(瓦のズレの補修など:1万円~)
  • 大規模な葺き替え工事(50万~200万円。それ以上の場合もあり)

これに足場代(20万円前後)も加算しなければなりません。

見積もりを出してもらう際は、だいたいの相場がわからないと、高い・安いの判断は難しいでしょう。

修理別のおおまかな相場や、費用が上下する理由については、こちらのコラムを参照してください。

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雨漏り修理までの流れ

雨漏りを発見してから、修理が始まるまでの流れを見ていきましょう。
現地調査・見積もり書の作成・修理内容の調整などを行うと考えると、1カ月程度は必要です。

相見積もりを行う場合には、複数の業者からの見積もりが出そろうのを待つため、さらに時間が必要になることがあります。

雨漏りの状況を確認、まとめる

雨漏り修理を迅速に進めるためには、できるだけ正確な情報を業者に伝えることが大切です。

「雨漏りをしていることしかわからない」のような大雑把な認識では、できないわけではありませんが、広範囲の現地調査が必要になったり、修理作業の見当がつけにくくなったりします。

修理作業の長期化や追加修理の発生など、効率的に修理が進められなくなります。そのため、発生場所や天候の条件など、雨漏りに関しての情報は事前にまとめておきましょう。

修理を依頼する業者を探す

悩む女性とノートPC

事前の調査や見積もり書の作成、その後の工事を任せられるような業者をリストアップします。

相見積もりの場合、複数の業者を探す必要がありますが、時間や手間を考えると、厳選して3~4社ほどにしておきましょう。

現地調査

屋根で目視調査

業者への依頼後、最初に行うのが現地調査です。修理の範囲や内容を決めるための大切な作業になります。

多くの業者は見積もりまでを無料で行っていますが、どのような方法で雨漏りを調査するかはバラバラです。
赤外線調査など、より正確に雨漏りの状況を調べられる調査は別料金になることがあります。しかし、正確な見積もりや、効率よく修理作業を進めるためには必要です。

事前にまとめておいた雨漏りに関しての情報も、ここで業者に伝えましょう。

現地調査は、業者の良し悪しを判断できる機会のひとつでもあります。調査だからといって任せきりにせず、業者の作業をしっかり観察しましょう。

  • 複数の調査を駆使し、時間をかけて調査しているか
  • 写真や動画を使い、現状について解説してくれるか
  • 社会人としての礼節を身に着けているか
  • 今後のスケジュールに関しての説明をしてくれたか

修理業者としての技量はもちろん、今後付き合ううえでコミュニケーションがとりやすいかどうかも大切です。

見積もりを出してもらう

見積書イラスト

調査の結果をふまえ、見積もりが作成されます。
相見積もりをする場合は、すべての業者から見積もりが提出されるまで待ち、決断を急がないようにしましょう。

相見積もりをし、業者を決める

書類とノートPCと女性

見積もりを比較し、予算や修理の内容、現地調査時の印象などから総合的に判断し、雨漏り修理を依頼する業者を選定します。

見積もり書の書き方は、業者を選ぶ際の大きな判断材料です。くわしくは後で解説します。

雨漏り修理は自分でできる?応急処置の方法

これまで述べてきたように、雨漏りを発見してから修理が完了するまでには、ある程度の時間がかかります。業者が臨時的処置をしてくれることもありますが、最初に業者が来るまでの間、雨漏りを放置するわけにはいきません。

自分でできる応急処置を知っていれば、その場しのぎではありますが対処できることもあります。

雨漏り修理はDIY可能?

雨漏りにDIYで対処できるかは、雨漏りの発生場所や状況によって異なります。
よく雨漏りが発生する場所や、DIYでも対処可能かどうかとその方法については、以下のコラムを参考にしてください。

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雨漏りが起きたときの応急処置

雨漏りの水が少量なら、水を貯めて排水すれば家具や床を濡らさずにすみます。
原因箇所がわかっている場合、ビニールシートをかぶせれば水は浸入しません。

自分でできる応急処置の方法に関しては、以下のコラムを参照ください。

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雨漏り修理の見積もりのチェックポイント|相見積もりしないとまずいワケ

iekoma.com

雨漏り修理依頼時は相見積もりをしよう

書類を手に電話する女性

見積もりを出してもらう際は、複数の業者からの見積もりを比較する、「相見積もり」をすることをオススメします。

1社からの見積もりをそのまま受け入れると損?

「最初に依頼した業者から納得できる提案があったから、相見積もりは不要」と思うことがあるでしょう。

しかし、複数の業者の提案を比較しなければ、本当にベストな提案なのかどうかの基準が持てません。
割高な修理の提案を受けている可能性もあります。

相見積もりのメリット

相見積もりは時間がかかることがありますが、それを補えるだけのメリットがあるのです。

相場がわかる

提示される金額から、おおまかな相場を見極めることができます。最終的な修理費用がいくらになるのかは、業者を選ぶ際の大きな要因です。

業者を選ぶ判断材料が豊富

見積もりの内容や説明時のコミュニケーションで、信頼するに足る業者なのかどうかの判断ができます。

記載されている内訳を比較すれば、明瞭な計算に基づいて見積もりを出している業者なのかどうかがわかります。しっかりと内容について説明し、疑問点や不安を解消してくれるかも大切です。

雨漏り修理の見積もりを依頼するための準備

メモるブルーニット女性

「雨漏り修理の流れ」の章でも述べましたが、自分でも情報の整理などをしておくといいでしょう。準備をしておくことで、効率的に雨漏り修理を進められます。

雨漏りの状況、頻度、発生時の特徴をまとめる

  • 雨漏りが発生している場所、壁の変色が見られる場所
  • 雨漏りが発生する時間や天候
  • 頻度や時間経過による変化
  • 雨漏りの修理歴の有無

上記のような雨漏りに関しての情報はもちろん、

  • 建物の築年数
  • 部屋の間取り

などの建物に関する基本情報も可能な限り集めておきましょう。雨漏りが起きていなくてもリフォームなどで必要になる情報でもあるので、一度調べておくと便利です。

おおまかな予算を決める

修理費用として出せる上限の金額がどれくらいか、想定しておきます。このとき、最初の想定よりも高めに設定しておくのが無難です。

雨漏り修理の知識がないと、目に見える範囲を直せばいいと判断し、安く済むだろうと思い込む可能性があるからです。

無理な値下げ交渉や予算の押しつけはNG

高額な修理になることもある雨漏り。できるだけ安く済ませたいと考えるのは、仕方のないことです。

しかし、誠意のある業者ほど、適正価格に近い金額を提示してきます。そこから無理に大幅な値下げ要求をしても、その余地はあまり残されていません。

依頼する側から予算を押し付けるのも、あまりよくないでしょう。修理内容によっては、希望する予算では足りないことも考えられます。無理強いをすれば業者との信頼関係にもヒビが入ります。

見積もりが出た後、修理の規模や使う資材のグレードの変更などを相談して、希望の予算に近づけられることもあります。
予算に関しては固執しすぎず、柔軟に対応しましょう。

相見積もりをする業者を選定する

相見積もりをする業者の数は、多すぎるのも少なすぎるのもよくありません。
多すぎると比較するのに時間がかかるうえ、見積もり書のフォーマットは業者によって違うので、工事に関する知識がないと見方すらわからず混乱しがちです。

逆に2社だけでは、単純にどちらが高いか安いかしかわからないので、平均的な相場の把握が難しくなります。

見積もりを出してもらうなら、地元で長い間実績のある業者や、地域で口コミの高い業者など3~4社ほどを厳選して行いましょう。

見積もりのベースとなる条件を統一する

たとえば、A社に依頼するときはすべて修理するパターン・B社に依頼するときは部分的に修理するパターンなど、条件をバラバラにすると相見積もりをすることができなくなります。

雨漏り修理の見積もりのチェックポイント

チェックシートと赤鉛筆

見積もり書を受け取ったら、その内容を吟味します。わからない部分や相談したい部分があれば、業者に積極的に相談しましょう。

以下、見積もりからわかる、業者を選ぶ際にチェックしておきたい良いポイントと悪いポイントを挙げていきます。

見積もり額が相場とかけ離れていない?

良い業者

見積もり額が相場に近い。適正価格で提案してくれている。

悪い業者

見積もり額とかけ離れている。高すぎる場合は利益が上乗せされすぎていたり、オーバースペックな部品が使われていたりする可能性がある。
低すぎる場合は手抜き工事の疑いがある。

大幅な値引きはない?

良い業者

最初から適正価格に近い金額での提示なので、大幅な値引きをする必要がない。

悪い業者

「○○万円引き」など大幅値引きをしている。そもそも値引き前の価格が相場と離れていることがある。

工事内容の詳細な記載はある?

良い業者

工事内容について詳細な記載があり、それぞれに金額が記されている。
単価がわかるとなお信頼できる。

悪い業者

「工事一式」に対しての金額しか記されていない。どこにどれくらい使う計算になっているのかわからない。

詳細すぎるのも、不必要な費用が計上されていることあるので、わかりにくい項目が多い場合も注意する。

コミュニケーションは十分?

良い業者

見積もりについて、雨漏りの原因や現状の写真、動画を交えながら理解するまで説明してくれる。
修理内容や予算についての相談にも、可能な限り応じてくれる。

悪い業者

コミュニケーションの頻度が低く、なかなか疑問点の解消や相談ができないので不安になる。

スケジュールを考慮してくれる?

良い業者

見積もりを出してから決断するまでの猶予がある。
作業のスケジュールもできるだけ要望に応える姿勢を見せる。

悪い業者

見積もりを吟味する前に、締め切りを設けて決断を促してくる。
「作業のスケジュールもタイトで、急いで決めないといけない」と急かされてしまう。

雨漏り修理を安くすませるコツ

火災保険申込書と積木の家

修理内容に妥協せずに、雨漏り修理を安くすませる方法があります。

築10年以内なら瑕疵(かし)担保責任保険

雨漏りの発生が新築から10年以内であれば、瑕疵担保責任保険が適用され、建築会社の責任により修理してもらえます。施工した建築会社が倒産していたとしても、修理と同等の金額が直接支払われます。

免責事由に該当する場合など、対象外になることもあるので、保険法人のホームページなどを確認しておきましょう。
※参考:「新築住宅のかし保険」一般社団法人住宅瑕疵担保責任保険協会

災害が原因であれば火災保険が使えるかも

雨漏りが「強風・落雷・豪雨・雪災・雹(ひょう)災」または「飛来物が当たったことによる損害」といった災害を原因とするならば、火災保険が適用されることがあります。

他にも条件があるので、くわしくは以下のコラムを参考にしてみてください。

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大手のハウスメーカーは避ける

ネームバリューのある大手のハウスメーカーに安心感を抱く人も多いでしょう。ハウスメーカーの規模を活かし、夜間や休日のトラブル対応など、強みもあります。

しかし、雨漏り修理を依頼するなら避ける方がベターです。

大手のハウスメーカーに依頼しても、そのハウスメーカーの社員が直接修理に来るとは限りません。下請けの業者を複数経由して修理に来ることもあり、その間に中間マージンが発生します。
中間マージンの費用が施工金額に上積みされるので、割高な修理になることがあります。

雨漏りが発生したら専門家にすぐ相談

雨漏りは放っておけばおくほど、状況は悪化します。素人の自己判断で「まだ大したことないから」と対応を後手後手にしてしまうと、屋根裏や壁の内部など目に見えない部分で雨漏りを悪化させ、修理費用が高額になる可能性があります。

家への影響を最小化し、修理費用を抑えるためには、雨漏りを見つけ次第、すぐに専門家に相談し、どのような対応をとればいいのかのアドバイスを受けましょう。

雨漏り修理業者の選び方

雨漏りは、信頼できる業者に依頼しなければ、修理が不十分になったりアフターフォローが適切でなかったりします。業者の選び方を知っておくことが大切です。

雨漏りの修理業者の選び方は、以下のコラムを参考にしてください。

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雨漏り修理を依頼する際の注意

トラブルを避けるため、雨漏り修理を依頼する前に確認すべき注意事項をおさえておきましょう。

賃貸住宅の場合はまず管理会社へ連絡を

電話をかけるエプロン女性

賃貸住宅の場合、雨漏りを発見したらまず管理会社へ連絡しましょう。
建物を所有しているのは大家、もしくは管理会社です。勝手に修理を行えば、大家や管理会社とトラブルの原因になる可能性があります。

老朽化や自然災害など入居者に過失が無い場合なら、管理会社が雨漏り修理の手続きを行ってくれます。修理費用も所有者が負担してくれるはずです。

原因をきちんと特定して修理する業者に依頼

ドヤる作業員

調査をきちんと行わずに雨漏り修理を始める業者も存在します。

原因が特定されないままでは、必要以上に規模の大きな修理になったり、修理が完了した後に雨漏りが再発するリスクが高まったりと、不必要な負担が課されることになりかねません。

原因をきちんと特定できる技術と知識のある業者に依頼しましょう。

保証/アフターフォローの有無を確認

保険証券と印鑑

業者独自の保証や、定期メンテナンスなどのアフターフォローの有無を確認し、長い付き合いのできる業者を選ぶことをおすすめします。
継続して同じ業者にメンテナンスをしてもらえれば、業者側にもデータが蓄積されていくので、より適切なメンテナンスが受けられます。

保証やアフターフォローがなければ、修理後にすぐ雨漏りが再発したとしても、同じような修理費用を払わなければいけなくなります。

雨漏り修理の事前調査の重要性

事前調査で家屋の状態を明らかにしておけば、雨漏り修理をより的確かつ効率的に進めることができます。

正確な見積もりが出せる

正確な見積もりを出すためには、雨漏りの原因や範囲の全容を把握することが必要です。
事前調査が不十分だと、雨漏り修理を進める段階になってから予期せぬ雨漏りが見つかったり、修理範囲が広がったりすることも。

追加の修理費用が発生するので、当初の見積もりと最終的な請求額に差が出ます。

スケジュールも正確になる

事前調査をしっかり行えば、どの程度の工期になるのか・人員は何人必要かなどもわかるので、スケジュールの正確性が向上します。

無料の調査から数万円の調査がある

雨漏りの調査にはいくつかの種類があるので、どの調査をするかは重要です。
雨漏り調査の種類についてくわしくは、以下のコラムを参照してください。

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まとめ

迅速な対応が求められる雨漏り修理。応急処置をした後は、きちんとした業者に依頼し、修理を進めましょう。

トラブルを少なくするためには、修理を依頼する前の段階の業者選びこそ大切です。見積もりには、良い業者か悪い業者かを見分けるためのファクターが詰まっています。相見積もりを利用し、損をしない業者選びができるようになりましょう。

正確な見積もりを出すために効果的な、イエコマの雨漏り調査サービスの利用もぜひ検討してみてください。

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